2012/12/27

福岡UX勉強会(仮)vol.5 に参加して目から鱗だった件

先日の事にはなりますが、福岡UX勉強会(仮)vol.5  オブザベーション ワークショップ@デジハリ福岡校に参加しました。



福岡UX勉強会(仮)vol.5  オブザベーション ワークショップ@デジハリ福岡校

福岡UX勉強会は初めて参加したのですが、講師に浅野智先生をお招きし、UX に至までの歴史や、人間中心設計についてのあれこれを教えて頂きました。
その後観察から気付きを得るワークショップが開催され、チームで体験をしました。



まずは簡単な感想になりますが、人間中心設計は、IT業界(特にクラウド業界とか)で近年言われているリーンや、アジャイルの考えに非常に近いな、と思いました。お互いに影響し合っているのは間違いないと思います。
この考え方は、IT業界や職種に関わらず全ての人が知っておくべき事だと思いました。
このような勉強会の方法以外でももっと知る方法があればいいのになぁとも思いました(社内共有という意味で)

取りあえずYoutubeで検索をかけてみて、この動画が面白かったので貼付けておきます。



もっと一般人が簡単に情報にリーチ出来たらもっと普及しやすいのではないでしょうか。
ぜひまたこのような勉強会や、書籍、動画等で、理解を深め実行してみたいと思います。



時系列にはなりますが、なるほどなぁと思ったメモなど。。

20世紀時代の製品は、人工物と呼ばれて、見た瞬間にそれが何をする物で、どのように扱えばいいか大体分かる物が多かったが、今はほとんどの製品には、モニターやボタンが付いていてマニュアルを読まないと、どうやって製品を操作するか分からない。
=> 現代の製品は使い方が分からない
=> 世代が変わると入力方法が極端に難しく感じるようになり、製品が使えなくなる

現在のメーカーの方向性としては、より多くの人が使えるような機能やサービスを搭載しようとし過ぎて、結果機能が大杉な製品に溢れ、結局ユーザーがその機能の内の10%程度しか使えていない
=> 全てのユーザーのニーズにマッチしようと努力すると、結果、製品は誰のとっても使い易い製品ではなくなる。

使い易いデザインも含めた設計を行なう為の国際規格 ISO 13407
=> JIS Z8530 「人間工学 - インタラクティブシステムの人間中心設計プロセス」
=> ISO13407は改正されてISO9241-11 -> ISO9241-210と変化をしている

人間中心設計のプロセスは、イメージで言うとリーンスタートアップに似ている(というか多分同じものではないだろうか)

リーンスタートアップ <==> 人間中心設計

  1. 対象となるユーザーを観察する <===> ユーザー調査
  2. 集めたデータを分析する <===> ユーザー情報の視覚化
  3. データを元にプロットタイプを作ってみる <===> 情報のモデル化
  4. リリースしてユーザーからの反応を得てpivotする <===> ユーザー評価
  5. (1)に戻る <==> (1)に戻る

UX白書となる物があるらしい #後で読む



これからはスマートフォンの時代 = 「なんでも出来る」から「やりたいと思ったらすぐに出来る」が求められる。
=> 特にPCを持たないユーザーは日本以上に、アジア、アフリカに増えており、ITを使うユーザーのリテラシー、作法が変わる


UXをあげて、ユーザーとビジネスをうまくつなげた例

Tescoというスーパーマーケットが韓国市場を調査した結果、韓国人は非常によく働くのでお店に買い物に行く時間がない=>それならばお店がユーザーの近くに行こう、という事で、電車のプラットフォームの壁にバーコード付きの実物大の商品のシート?をはって、スマフォでかざして購入すると家まで届けてくれるサービスを展開した。



UXはやらないで、いつやる。今からでも遅くない、今すぐやれ!
という信号を受信しましたので、色々調査して取り入れたいと思います(`・ω・´)ゞ。
上記プロセスの詳細に関しては、また機会があればメモしたいと思います。

参考書籍