先週末にStartup Weekend Fukuoka 2012 に参加してきました。このStartup Weekend は54時間(週末)を使って起業に起こる様々な事を実際に経験しよう、という物です。
- Startup Weekend Fukuoka サイト
- Facebook Page
- Twitter @sw_fukuoka
- Twitter hashtag #swfukuoka
表題に有る通り、実はこのイベント去年も参加しています。しかも当時は佐賀に住んでいて、毎回最終の高速バスに乗って佐賀に帰っていたのを思い出します。。。
しかし!!今は福岡に住んでおり、しかも開催場所が出来たばかりの福岡アジアビジネスセンター(天神)。めっちゃ近いやん!
タイムラインで書き留めて行きたいと思います。
11/9(金曜日)
- Startup Weekend Fukuoka 開始。すでにピザやらビールやら飲み物が大量に置かれていた。まずはピザを食べる
- その後Half bakeというゲームをする。チームにランダムに分かれて関係性がない単語を2つ選び、それを掛け合わせた製品やサービスについてのPitchを1分間行なうという物。私が参加したチームが選んだのは、エビとセクシー。
皆で10分?程度話し合い、そのスーツをエビのように全身にまとい、皮を剥いて行くと全身セクシーになれるABエステスーツを発表しました。アイディアを考える所から、みんな爆笑をしてとてもよい雰囲気。 - Pitches: アイディアがある人がピッチを行なう。全員が発表しなかったのが意外だった(全員する物だと思っていた)私のアイディアは、絶対に写真が消えないサービス Last Album。アップロード先のストレージを選べて尚かつ自分のアカウントを使える(AWSアカウント等)といいなぁと思っていたので想いの丈をぶつけてみました。
- Vote: 参加者による3票の投票が行なわれる。正直全部のピッチが良かったので前回のように選ばれないかなーと思ってた。
- でも最後に選ばれた!キャ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
- チーム募集: 参加者にチームに参加するように説得をする旅に。色んな人が興味を持ってくれましたが、最終的に残ったのは、@flag_hataji @_koyanagi @ayakomuro matsuzakiでした。そしてこのチームでミラクルを起こすとはその時誰が思っただろうか。。。
- 4人で、写真が消えないサービスという物を考え始める。でもアジアセンターが22時までだったので、解散。
11/10(土曜日)
- 子供を連れて10時前に到着。他の3人はすでに集まっていて、写真と消えないというキーワードを元に、色々な軸でニーズや可能性について語り合っていた。
- このイベントでの評価軸は、「顧客開発」「実現性」「ビジネスモデル」
- よくスケジュールを読んでいなかったのだが、10:00-12:00の間は顧客開発という事で、外に出て道行く人にアイディアの説明と問題意識があるかどうか、買うならばどの程度買うか市場調査をしなければいけないらしい。
- ここで子連れの効果が発揮した!子供のお絵描き用に持って来たお絵描き帳に街頭インタビュー形式で質問を描く。子供も外に行けるという事でノリノリだった。
- ターゲットは30代前後で、結婚、出産と写真に意味を持ち始めた世代だったので、天神の岩田屋前あたりで待ち合わせをしている人に少しお時間を貰いインタビュー。
- 1組断られたけど、子連れが効いたのかみんなアンケートに答えてくれた。
- そこで分かったのはみんな写真を撮るけど管理していない、管理していてもSSD毎差し替えて保管している、という事だった。行く前にメンバーのおばあちゃんがSSDをフィルムみたいに使っていて、PCに入れてSSDを使い回す事をしない、という話をしていたが若い世代でも同じだったとは新しい発見だった。
- 今度はCafe Costaに移動。そこでIT関連の人達にアンケートを取ったら、写真の管理をしているがやはりお金を払ってまで管理をしたいとは思っていない、という事が分かった。また残したい写真がある人は自分で冗長性構成を組んで残している事も判明。
- アジアセンターに戻り内容を再度振り返り今後どのように進めて行くか打ち合わせ。
- オーガナイザーのジュリアンが、「話してばっかりで、アクションがない」「動く物を作れ」といわれ、半ばアイディアと市場について散漫になっていたチームに喝が入った。
- 解決したい問題と、解決出来るソリューションを明確にし、日曜日の発表までにすべき事を洗い出し、各々に作業分担。ホワイトボードにTodo -> Doing -> Doneの表を作り各々の担当すべき箇所についてのタスクを洗い出し、黙々と作業を進める。
タイムスケジュール
タスクの山- 10日午後にやっと稼動し始めたTeam Renだけども、4人が進む方向が明確で、ぶれていないのがよかった。
11/11(日曜日)
- 各々アジアセンターに来る前にも自宅で作業をしてきてくれて、デザインの確定、サイトマップの確定、開発環境の確定、構築まである程度終わった状態で、最終日は始まった。
- 時間もあまりなかったので、みんなで、何を、いつまでに仕上げるかを確認しあい、黙々と作業。
- ランチ時にAdamからよい発表をする方法についてヒントを貰う。練習は大事!後情熱も。
- ランチ後は見た目や動きの確認をして15時に、一旦開発終了。その後皆で資料作成に取りかかる。ウェブサイト、iOSの動いている所を動画に撮って、資料に追加。@flag_hataji さんが発表をする事に。Adamから練習大事!と言われたのに、三回しか練習出来なかった。。。
- 17時。すべての作業は終わり、全チームが発表の準備に入る。Team Renは2番目に。。
- 最初の発表は「Atta」NFC越しで接触すると、お互いに会ったという情報が蓄積されるサービス。NFC越しで接触すると、「アッター!」という声がよかった。
- Team RenのLIFERECO。すばらしい発表だと思った!54時間という短い間だけど出来る事全てを行なった成果が出ていました。
- CafeInサービス。完成度が高かった。デザイナーが居たらもっとよかったかもしれない(どのチームもデザイナーが不足していたのは痛かった。。。)
- すいません、トイレファンの写真がなかった。。。!
- Vicomのプレゼン。なりたい自分になれるサービス。教育系かと思ったんだけど、ウェブの作りとか、デザインはすてきでした。
- どのチームの質疑応答でも審査員は手厳しい質問をしていて、参考になりました。
- そして優勝チーム発表。。。。。Vicomでした!!
- 選ばれた理由として他に無いアイディアという事があったそうで、これまた投資家がどこを見るのか参考になりました。ちなみにLIFERECOは2位でした!!
- 最後は懇親会。チームを超えてお互いをたたえ合い、学び合う所は学び合い、反省する所は個々に反省する、よい場になりました。
- 次回はオーガナイザーでの参加も楽しいだろうなと思いました。LIFERECOは引き続き開発を行なってロンチを目指したいと思います!
今回のStartup Weekend Fukuoka 2012で学んだ事は、チームは非常に大事で、うまい事ぴたっとハマるとものすごいパワーが出る、という事と、タイムキーパーは時間を守る為に、機能やデザインを切り捨てる責任を追う覚悟が大事だという事が分かりました。
時間も人的リソースも有限です(もちろんお金も)。なので大事に、大胆に、使って行きたいと思いました。
オーガナイザーの皆様、参加者の皆様、会場を貸してくださった皆様、スポンサーの皆様、色んな所で協力し、励ましてくれたり、叱咤してくれた皆様、週末に家を空ける事を許してくれた家族に感謝を述べたいと思います。
どうも有り難うございました!!!